外壁塗装

■外壁塗装の役割

外壁の塗替えと聞くと、まず「見栄えが良くなる」と思い浮かぶのではないでしょうか。
もちろん外観の美しさというのは大事ですが、実はもっと重要な役割があるのです。

外壁塗装というのは、本来は雨や紫外線から建物を守るために施すもの。
塗膜で外壁の表面をコーティングすることで、建物内部に水が染み込んだり、紫外線からのダメージで劣化するのを防ぐ役割を担っています。

日々、雨風や太陽熱にさらされている箇所なので、どれだけしっかり塗装していても経年劣化は避けられません。
お住まいの環境や塗料の種類、外壁材によっても異なりますが、約10年が塗り替えの目安です。

防水性がなくなった外壁をそのままにしておくと、外壁材の劣化を早めたり、最悪の場合雨漏りにつながってしまうこともありますので、建物の健康を長く保つためにも定期的な塗り替えをおすすめしております。

■塗料の種類

お住まいに一般的に使われている塗料は、大きく分けて以下の5種類。
お客様のご予算・ご要望に合わせて最適な塗料をお選びいたします。

○アクリル塗料 【塗料グレード:★☆☆☆☆ 】
製造量が多く、色の再現性が高いことから昔は主流とされていましたが、塗膜が固いため塗り替えのサイクルが短かく、劣化が早いのが難点です。

○ウレタン塗料 【塗料グレード:★★☆☆☆ 】
塗膜がやわらかく密着性に優れているため、細かい部分の塗装に使用しやすいのが特徴。
近年では更にグレードの高い塗料も開発されていますが、価格・耐久性・機能性のバランスが良く、万能塗料として活躍しています。

○シリコン塗料 【塗料グレード:★★★☆☆】
価格低下により、最近人気を集めている塗料です。
シリコンを含有することで、高い耐久性と防汚性を両立させています。

○ラジカル塗料 【塗料グレード:★★★★☆ 】
2015年に発売されたばかりの最新の塗料。
従来の塗料にはない高緻密なシールド層が特徴で、価格はシリコンとほぼ同程度。
紫外線・酸素・水による劣化をブロックすることが可能なため、近年人気を集めています。

○フッソ塗料 【塗料グレード:★★★★★ 】
「フッ素系樹脂」を主成分とし、他の塗料に比べて優れた耐候性を発揮します。
価格は少し高めになりますが、機能性と耐久性は非常に高く、東京スカイツリーの鉄骨塗装に採用されるなどの高い評価を得ており、近年では屋根を中心にフッ素塗料を選ばれるお住まいが増えています。

■更に!機能性で選ぶならこんな塗料もあります

断熱塗料
太陽光からの熱源を断熱することができる塗料。
冬場は、部屋の熱を外に逃がしにくくする効果もあります。

○遮熱塗料
太陽の赤外線を反射することで、室内の温度上昇を抑えます。
節電効果も期待でき、外壁塗料として使う人も近年増えています。

○低汚染型塗料
水になじみやすい性質を持った塗料で、汚れが付着しにくいのが特徴の塗料。
塗膜表面についた汚れは、雨がスッキリと洗い流してくれます。

○光触媒塗料
光が当たる所で性能を発揮する塗料。
外壁に付着した汚れを紫外線が分解し、汚れの下に雨水が入り込むことで汚れを洗い流します。

○結露防止塗料
吸水性・断熱性を持つ塗膜を形成し、結露が発生するのを防ぎます。

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